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2017年11月26日山科の琵琶湖疏水から南禅寺・永観堂へ紅葉狩り

JR山科駅から琵琶湖疏水へ、疏水沿いを西へ
紅葉の南禅寺から永観堂界隈をぶらり散策

帰りは岡崎公園から知恩院前を通り, 四条通りの
高瀬川あたりまで・・・
約14キロ 23,000歩余り 

疲れましたが、紅葉がとても綺麗でした

-- ハイキング紀行 --

JR山科駅前に9時半集合。
ひさしぶりの元気な顔、顔・・ 総勢17名

駅前はいつもの高齢者たちが集う場所に
観光案内所が設けられ、行き先の確認や
トイレなど地元の情報が得られます。

疏水地図1

JR山科駅から北に抜ける通路を通り、
15分程で安祥寺 (あんしょうじ) 前の色づく紅葉に出逢えます。

安祥寺前の疏水

疏水沿いにはモミジや桜が数多く植えられ、
四季を演出する豊かな自然に囲まれています

のんびりと疏水に沿って歩いてゆくと、
時たま、ジョギングの人たちが通り過ぎる程度
静かな歩きやすいコースです。

疏水沿いの遊歩道は土と砂利の道です。

歩くより少し速く流れている川面を見ながら
アップダウンがなく、走るのに適しています。 

色とりどりの紅葉に、感嘆の声がもれ
思いのほか素晴らしいところですね

疏水3 20

山科地域の疏水は歴史的自然環境部門の
「京都の自然200選」に選ばれています。

その目的は、地域の象徴的存在として人々に
親しまれている京都の優れた自然環境を、
みんなの手で守り育て、後世に引き継いで
いくことです。

疏水そいの妙応寺 (みょうおうじ) あたりの紅葉に目が引かれます
色あざやかな紅葉です。

妙応寺あたりの紅葉1 90

妙応寺あたりの紅葉2 85

ゆっくりと進むと本圀寺 (ほんこくじ) への橋がかかっています

本圀寺への橋

永興寺 (ようこうじ) の近くに公園があり、休憩所に
なっています。 その多くは中高年です。

ゆっくりと散策していると紅葉の傘の下に
慈母観音 (じぼ) が立っておられました。

永興寺の慈母観音

「日ノ岡第11号橋」は明治36年に架けられた
日本初のコンクリート橋で 幅1.6m、長さ7.5m
現在はフェンスを付けて補強しています。

日本初のコンクリート橋 90

第3トンネルの東入口が見えます。長さは
850mあり当時としては長いトンネルです。

入口の壁には、扁額(へんがく 建物の内外や門
などの高い位置に掲示される看板) があります。

「過雨看松色 (かうしょうしょくをみる)」とあり
意味は「時雨が過ぎるといちだんと鮮やかな
松の緑をみることができる(唐・盧綸の詩)」です
(とうのしじん ろりん)

第3トンネル東入口 90

琵琶湖疏水について解説します。

京都は明治2年、明治維新の東京遷都により、
産業も人口も急激に衰退していきました。

そのなかで、府知事北垣国道(きたがき こくどう)は,
近くの水量豊かな琵琶湖に着目し

大津市の取水口(標高80m)から蹴上(標高54m)までの
高低差(26m)から距離20kmの山中を水路及び
トンネルによる疏水を開削できると考えて
事業を開始しました。

西欧技術が導入されて間もない当時,
我が国の重要な工事はすべて外国人技師の
設計監督に委ねていていました。

その時代に琵琶湖疏水は日本人のみの手で
設計,施工した最初の近代的大土木事業です。

数々の困難を乗り越えて極めて貴重な経験と
技術を習得した明治期における日本の
土木技術水準の到達点を示す近代事業です。  

一般に配水管は、排水の出口側に向かって
ある一定の勾配をつけて埋設されています。

1 100勾配

琶湖疏水は10km進んで13m下がっていて
当時の配水管技術の高さがうかがえます。

動力が少ない時代に、完成すれば琵琶湖と
宇治川を結ぶ舟運を開業し、同時に水力,
灌漑,防火などに利用して京都の産業振興を
図ろうとしました。

また、一部の水が日本初赤レンガ造りの
蹴上水力発電所に送られており、
関西電力管内で現在でも実稼動しています.

作られた電気により、明治28(1895)年には,
市街電車を全国にさきがけて走らせました。

また、「電力効果」によるものでしょうか、
この時期、京都の工場立地数は東京・大阪を
上回り、まさに北垣国道知事の狙いどおりに
なったそうです。
(政治家は昔、世の為、人の為に尽してました)

その反面、疏水完成により高瀬川曳船人足
(たかせがわひきぶねにんそく)の失業問題等,
派生的な社会問題も生じました。

現在の琵琶湖疏水は、四季折々の風情を
醸し出す景観などは、時の流れとともに、
市民の憩いの場としての役割を担うように
なってきました。

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疏水から離れて、三条通りを西へ進み
地下鉄東西線 蹴上駅を過ぎると

京都疏水地図2

いよいよ南禅寺です。
蹴上トンネル(ねじりまんぽ)を通り抜けます

ねじりまんぽ

このトンネルの内壁は不思議なことに螺旋状に
奥へ渦を巻いている様にねじれているんです。

中へ入ると、引き込まれるような感覚になります
斜めに積み上げられたレンガによるもので
耐久性を上げる効果があるそうです。

南禅寺から永観堂界隈は京都人が自慢する
紅葉で有名な名所のひとつです。

いずれも紅葉そのものの美しさは、さること
ながら、その場所ならではの建造物と紅葉の

秋色との調和により、異なる紅葉の美しさを
堪能できるのが、京都のすばらしい魅力です

どんなに混んでいても見逃せないスポットです
その空気感にとても癒されます

紅葉で色とりどりに染まる 南禅寺は
無料で観賞できるエリアだけでも十分に
見応えがあるところです。

参拝客をまず迎えてくれるのが、この三門です
高さは22メートルを誇り、日本三大門の
ひとつに数えられています。

三門の紅葉

三門とは三解脱門 (さんげだつもん) の略です。
(くう) は「物事にこだわらない」
無相 (むそう) は「見かけで差別しない」
無作 (むさ) は「欲望のまま求めない」の悟りに
通じる三つの解脱の境地を表しています。

壮大な三門の柱を額縁に見立てて眺める紅葉は
まるで艶やかな絵画のようです。

三門の柱型 額縁

苔むした赤レンガの水路閣と色とりどりの紅葉とのコラボは思わず
シャッターを切ってしまいます

水路閣をバックに綺麗な空気感のなかで
南禅寺 水路閣を背景に 80

水路閣の紅葉 95

南禅寺境内の紅葉1 95

古今和歌集に詠まれ、「モミジの永観堂」
言われるほど、紅葉の美しさは必見。

永観堂の紅葉はいずれの方向から眺めても 
ただ きれいです

永観堂の門を額縁に見立てて 90

境内には、約3千本のモミジが植えられています
毎年紅葉の時期には境内が真っ赤に染まった
ようになり、圧巻の美しさです。

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落ち葉が少ないのは,朝の掃除で片付けられる
からです。

散紅葉が本格的に始まると地面は色鮮やかな
じゅうたんを敷いたようになり一見の価値が
あります。
観るのなら、朝早く来てください。

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ところで、京都の紅葉がこんなにも
綺麗なのは盆地のため昼夜の気温差が大きく

鴨川や桂川により適度な湿度があり、あとは
天気の良い日が適度にあればよいのです。

そうですね!これらの条件はどこにでもあります
でも京都には、もっと素敵な理由があるのです

それは、寺院の庭園などは
繊細な美意識の感性をもとに
造られているのです。

たとえば、常緑樹の松や杉の中に紅葉が
映えるように配置され、緑と赤のコントラスト
をひときわ鮮やかに引き立たせています。

四季がはっきりしている日本だからこそ
観られる、世界に誇れる色彩豊かな紅葉は、
そういう厳しい自然が織りなす
一種の奇跡のように想われます。 

これほど、自然が美しい国は少ないと想います

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